仏教伝道協会設立50周年記念企画として昨年開催しました「一日一訓カレンダーフォトコンテスト」ですが、好評につき継続することとなりました。
9月4日に審査会を開催し、優秀な作品の中から選りすぐりの31点を入選作品に決定しました。尚、入選作品を掲載したカレンダーは来年6月の刊行を予定しています。
このカレンダーは、仏典や各宗祖の言葉をとりあげ、写真とともに味わっていただく日めくりで、毎年15万部以上、国内寺院をはじめ海外にもひろく頒布されます。
●審査員…石黒健治氏(写真家)、大橋紀雄氏(僧侶/写真家)、杉全泰氏(写真家)、丸林正則氏(写真家)
●賞金… 表紙採用10万円(1点)/入選作品5万円(31点)
講評
明るくて初日の幕開けにふさわしい。フォトジェニック(写真うつりの良い)な一枚。
講評
やさしい感じが全体的に出ている。母馬のやさしさが子馬を育てる慈しみを感じさせる。
講評
花の無心な表情と動きのある蝶の姿が良い。構図もよい。
講評
うしろの花がきれいにしずくに映し出されている。水滴という恵みを与えているようで文言にも合う。
講評
見た瞬間、ユーモラスな一枚。あたかも、ひまわり同士がおしゃべりをしているようにも見える。うしろの飛行機雲も楽しい。
講評
水面が明鏡のように空を美しく映し出していて、文言にも合う。
講評
どことなく寂しい風景の中に、一途な気持ちが表れている印象的な一枚。
講評
きれいに撮るのではなく、複雑にグロテスクな撮り方が逆に良い。シルエットにすることで力強さ、生命感がある。
講評
花についた一滴のしずくに焦点を当てた一枚。普段見過ごしている美しい世界がある。
講評
心象風景が良く表現された一枚。
講評
さびた鉄球についた貝が印象的。水平線を斜めにすることで不安感や動きが表れている。
講評
おだやかな石仏の表情が文言に合っている。
講評
富士山と手前の彼岸花の対比が良い。富士は日本の象徴、心の師と言えよう。
講評
とらわれから離れ、何か抜けた感じの表情が面白い。
講評
文言にも合うシンプルで分かりやすい作品。ほっとする一枚。
講評
素材が面白く、物語を感じさせる。また日の光を印象深く撮っている。
講評
真っすぐを見た鳥の視線が良い。インパクトのある写真。文言のことばも強い。
講評
水を離れて氷なし、という分別を超えた境地を感じさせる。氷と水の静と動の対比が良い。
講評
清らかさが表された一枚。文言とも一致する。
講評
何事にも動じない姿、強さが表れている。大仏の頭上を舞う鳩との対比が良い。
講評
散漫になりがちだが、うまくまとめている一枚。グラフィックな良い写真。
講評
蓮が雪に埋もれておらず、秋の名残りが見られ、季節の動きを感じさせる一枚。フォトジェニック(写真うつりの良い)であり、コンテンポラリー(現代的)な作品。
講評
すずめの動きを良くとらえており、背景の黒と雪の白の対比も良い。
講評
洞窟に差し込む日の光が炎のように見え、人間の欲望を象徴している。
講評
おだやかでしみじみとくる心安らぐ一枚。日に照らされた山並みの色合いも美しい。
講評
土から出てきた蝉の命は短い。その一日の尊さが伝わる一枚。
講評
虹と背景の色合いが美しい。農産物や飼料を大切に貯蔵するサイロが文言に合う。
講評
蓮の葉の水たまりが正しさ、清らかさを表しており、文言に合う。
講評
無数の塵のように見える魚。文言に合う。
講評
静けさの中、時の流れと宇宙のひろがりを感じさせる美しい一枚。
講評
単なる道でないところがよい。構図も良く、シルエット、背景の色も美しい。文言にも合う。