於 浅草・おいしいのつくりかた 2019年8月4日
夏休みの特別企画のひとつとして、親子を対象とした「親子で学ぶ精進料理教室」を開催しました。講師に麻生怜菜氏(日本食文化史・精進料理研究家)をお迎えし、小学生位のお子さまをお連れの保護者と一緒に精進料理のお弁当を作っていただく特別講座です。
お子さまと保護者を対象とした講座は、当協会では初めての試みとなりましたが、当日は、下は3歳から上は12歳までの幅広い年齢層のお子さまと保護者、16名にご参加いただき、「精進料理とは何か」を学んだ上で、実際に様ざまなメニューを調理し、自分たちで作った料理を自分たちで弁当箱に盛り付けていただきました。
今回のメニューは、おにぎり2種(紫蘇ごはん、玉蜀黍ごはん)、ズッキーニのきんぴら、茗荷とオクラの甘酢漬、夏野菜と高野豆腐の炒め物、高野豆腐の串カツ、車麩の唐揚げ、と盛り沢山。最初は不安そうだったお子さまも麻生先生の笑顔溢れる指導で、元気いっぱい楽しんでいる様子でした。普段は全く興味のなかった野菜も頬張って、嬉しそうにお代わりしてくれました。それぞれのセンスが光る可愛らしいお弁当の数々。わっぱのお弁当箱を初めて見るお子さまも居り、記念にお弁当と一緒に記念撮影をする姿も見られました。美味しい精進弁当を通じて「食の大切さ」を考える、夏休みの貴重な体験となったようです。