仏教伝道協会では、当協会が所有する野生司香雪画伯畢竟の大作『釈尊絵伝』(全7点)と曹洞宗大本山永平寺が所蔵する『初転法輪寺壁画下絵』を使用した『釈尊絵伝すごろく 煩悩』を製作しました。裏面には、江戸時代に庶民の間で親しまれていた『浄土双六』を、イラストを新たに描き起こし、復刻版として販売致します。
『釈尊絵伝すごろく 煩悩』では、前半で様々な煩悩を抱え、後半では煩悩を徐々に捨てていき、ゴールまでに煩悩をなくし、涅槃に至ることを目的としています。釈尊の一生を学ぶことができる内容となっております。
裏面の『復刻版浄土双六』は、絵の入った双六の元祖とも言われており、賽の目も1~6の数字ではなく、「南無分身諸仏(なむぶんしんしょぶつ)」の六字を用います。ゲームは、我々人間が住む「南閻浮洲(なんえんぶしゅう)」からスタートし、ゴールとなる「仏」を目指していきます。
「釈尊絵伝すごろく 煩悩」は、経典に記される釈尊の生涯を多くの方々に知ってもらいたい、という思いをもとに製作しました。仏伝をボードゲームにしたものは未だかつてありません。
仏伝に生涯を捧げた野生司香雪画伯の仏教聖画を使用。当協会が所有する「釈尊絵伝」7点と大本山永平寺が所蔵する「初転法輪寺壁画下絵」7点、計14点の絵画を目で楽しみながら釈尊の一代記を振り返り、老若男女楽しく学ぶことができる内容となっています。
「釈尊絵伝すごろく 煩悩」は、早く上がった人が1位という本来のすごろくの決着とは少々異なり、手持ちの「煩悩カード」が少ないプレイヤーから順位が決まっていくという一風変わったルールとなっています。
通常、カードを多く集めてゴールするというゲームが主流の中で、「煩悩カード」というカードが増減し、手持ちの「煩悩カード」が少ないプレイヤーから順位が決まっていくというルールは、仏教的であり、当すごろくの戦略的な面白さの一つです。
一番遅くゴールしたプレイヤーが1位になることもあれば、最初にゴールしたプレイヤーが最下位になる場合もある、ということも「釈尊絵伝すごろく煩悩」の魅力と言えるでしょう。
一般的に「108つの煩悩」と言われますが、当すごろくでは、「煩悩カード」に108つの煩悩とその意味について改めて調査し明示するなど、学術的にも信用しうる内容となっております。
ゲーム中に集める「弟子カード」についても改めて調査し、カードに解説を加えました。
「復刻版 浄土双六」は、江戸時代に遊ばれていたものを元に、江戸時代版の良さを残しつつ、現代風かつ浮世絵風なテイストで新たに描き起こし、見ていて楽しい絵柄となっています。
また各マスの用語解説を施し、こちらも学術的な信用に耐えうるものとなっています。
珍しい「南無分身諸仏」の六字が書かれたさいころを振り、仏を目指すというシンプルなルールですが、ゴール間近のもどかしさや「永沈」付近でさいころを振る緊張感も面白さの一つです。遊んでいて盛り上がること間違いありません。
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