139.十七条憲法/十七條憲法(じゅうしちじょうけんぽう)

聖德太子(しょうとくたいし)撰
(蔵外)

『日本書紀』の中では『憲法十七条』となっているが,西暦604年に作られた,日本最古の成文法である。
文字通りに,17条から成っているが,現在の法律や憲法などとは違って,当時の諸役人や豪族達に対する,一種の政治的・道徳的訓戒である。
皇室の権威の尊厳性や,公正な政治,などを強調しているが,全体的に仏教精神がみられ,さらに,儒教の徳目も散見される。
特に,第1条の「和を以って貴(とうと)しと為す」や,第2条の「篤(あつ)く三宝(さんぽう)を敬(うやま)え」といった言葉は有名であるし,最後の第17条にある,「それ事は独り断ずべからず」という言葉は,現代的にみれば,民主主義の先駆とでも言ってよいような思想である。