134.観心本尊抄/如來滅後五五百歳始觀心本尊抄(かんじんほんぞんしょう)

日蓮(にちれん)撰
(大正大蔵経 No.2692)
Eng. Kanjinhonzonshō or The Most Venerable One Revealed by Introspecting Our Minds for the First Time at the Beginning of the Fifth of the Five Five Hundred-year Ages
(In BDK English Tripiṭaka 26 “TWO NICHIREN TEXTS”)

日蓮宗において最も重要視されている聖典であり,この中で著者は,「観心本尊」すなわち,本尊に対面して題目(だいもく)を唱える,という形式と教義とを説いているのである。
心にとらえらるべき宇宙の根本真理は,『妙法蓮華経』(12番)として表現され,その中にすべてが含まれている,と日蓮は信じ,したがって,その題目を「南無妙法蓮華経」という形で唱えることによって,現在のこの身このままの中で,仏の世界にひたることが出来る,というのが,この書において日蓮が主張している立場なのである。