122.密厳院発露懺悔文/密嚴院發露懺悔文(みつごんいんほつろさんげもん)

覺鑁(かくばん)撰
(大正大蔵経 No.2527)
Eng. The Mitsugonin Confession
(In BDK English Tripiṭaka 28 “SHINGON TEXTS”)

新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の開祖とされている著者は,41歳の時にすべての公職をしりぞいて,密厳院の一室にこもって1,500日に及ぶ無言三昧に入ったが,その時に作ったのが,七字一句からなる合計44句のこの詩文である。
全体の内容は,自分自身だけではなく,他のすべての人びとが犯した罪をもかわって懺悔(さんげ)しようとするものであり,絶対懺悔とでもよぶべきものである。
おそらくその当時の僧侶たちが堕落している姿をなげいた著者が,懺悔という形をかりて,仏教界に警告を与えようとしたものであろうが,現在でも,彼の流れを汲む宗派においては,一日に一度はこの懺悔文が読誦されている。