118.即身成仏義/卽身成佛義(そくしんじょうぶつぎ)

空海(くうかい)撰
(大正大蔵経 No.2428)
Eng. The Meaning of Becoming a Buddha in This Very Body
(In BDK English Tripiṭaka 28 “SHINGON TEXTS”)

それまでの仏教では,「三劫成仏(さんこうじょうぶつ)」とか「歴劫成仏(りゃくこうじょうぶつ)」といって,きわめて長期間の輪廻転生の結果仏に成ることが出来る,と説かれてきたのであるが,この書の中で空海は,現在のこの身のままで仏に成ることが出来る,という意味の,「即身成仏」を説いている。
すなわち,真言密教の立場から,即身成仏の理論と実践とを述べた書物であり,その後の日本仏教に与えた影響を考える時,思想的にきわめて重要な意味を持ったものである,ということが出来る。