106.勝鬘経義疏/勝鬘經義疏(しょうまんぎょうぎしょ)

聖德太子(しょうとくたいし)撰
(大正大蔵経 No.2185)
(In BDK English Tripiṭaka 42 “PRINCE SHŌTOKU’S COMMENTARY ON THE ŚRĪMĀLĀ SUTRA”)

『勝鬘経(しょうまんぎょう)』(16番)に対する注釈疏で,聖徳太子の手になるといわれている「三経義疏(さんぎょうぎしょ)」の中では,最初に制作されたものと考えられる。
『日本書紀』の記述として,太子が推古天皇に対して『勝鬘経』を講讃(こうさん)した,とあるので,おそらく太子が,この経の主人公が勝鬘夫人(しょうまんぶにん)という女性であったことから,日本最初の女帝であった推古天皇のために講義をし,後に書物としてまとめたものと考えられる。
いずれにせよ,日本人によって著された最初の著作であることだけは間違いがない。