104.南海寄帰内法伝/南海寄歸内法傳(なんかいききないほうでん)

義淨(ぎじょう)撰
(大正大蔵経 No.2125)
Eng. Buddhist Monastic Traditions of Southern Asia
(In BDK English Tripiṭaka 18 “BUDDHIST MONASTIC TRADITIONS OF SOUTHERN ASIA”)

『大唐南海寄帰内法伝(だいとうなんかいききないほうでん)』というのが正式の名前で,『南海寄帰伝』と略されることもある。
義浄が,西暦671年に中国を出発して,インドと南海諸国を歴訪した際に,現地で見聞した,戒律の実際や,僧院生活のありさまを詳しく述べたもので,現地で制作し,中国の僧侶たちのために故国に送ったものである。
すなわち,中国における当時の戒律の状態に反省を与えるために,インドや南海諸国における戒律の厳しさを示したものといえる。
南海諸国の仏教教団の組織や,戒律のありさまを知る上において貴重な資料である。