100.大唐西域記(だいとうさいいきき)

玄奘(げんじょう)訳・辯機(べんぎ)撰
(大正大蔵経 No.2087)
Eng. The Great Tang Dynasty Record of the Western Regions
(In BDK English Tripiṭaka 11 “THE GREAT TANG DYNASTY RECORD OF THE WESTERN REGIONS”)

『西域記(さいいきき)』とも言われるもので,西暦627年に中国を出発し,645年に再び中国に帰着するまでの,玄奘の,西域・インドヘの旅行記で,玄奘が書いた旅行記録にもとづいて,弟子の辯機が編集したものである。
インド,西域で,彼自身が訪れた110ヵ国と,伝聞した28ヵ国についての,仏教事情や地理・風俗・産業・政治などについての報告書であり,当時の貴重な史料と言ってよいであろう。
距離や方角,物の大きさなどを示し,原語は正しく表音しているので,古代の地誌としてこれほどすぐれたものは他にはない。また,考古学的な発掘や探検には欠くことの出来ない案内書でもある。