99.高僧法顕伝/高僧法顯傳(こうそうほっけんでん)

法顯(ほっけん)記
(大正大蔵経 No.2085)
Eng. The Journey of the Eminent Monk Faxian
(In BDK English Tripiṭaka 24 “LIVES OF GREAT MONKS AND NUNS”)

『法顕伝(ほっけんでん)』,『仏国記(ぶっこくき)』,『歴遊天竺記伝(れきゆうてんじくきでん)』などともよばれる,法顕自身の書いたインド旅行記である。
すなわち,西暦399年に求法の旅に出た法顕が,西域(さいいき)の南道を通って西北インドに入り,各地の塔寺を歴訪しながら中インドに達し,仏跡を巡拝したり,経や律の書を学んだり書写したり,さらには,海路セイロン島/スリランカ島に渡り,412年に,再び中国に帰着するまでの見聞の記録である。
5世紀初頭における,インドと西域における,仏教および仏教文化に関する貴重な資料であり,仏教僧のインド旅行記としては,現存する最古のものである。