90.勅修百丈清規/勅修百丈淸規(ちょくしゅうひゃくじょうしんぎ)

德輝(とっき)重編
(大正大蔵経 N0.2025)
Eng. The Baizhang Zen Monastic Regulations
(In BDK English Tripiṭaka 35 “THE BAIZHANG ZEN MONASTIC REGULATIONS”)

もともとは,百丈懐海(ひゃくじょうえかい)が禅宗の寺院における規則や戒律を定めたものであったが,『古清規(こしんぎ)』とよばれている懐海の定めたものの原型は,宋代にはすでに散佚(さんいつ)してしまっていたので,元代になって東陽徳輝が,勅命によって完成したものである。
したがって,禅宗寺院において守られるべきあらゆる規範・戒律が含まれているため,広く行なわれた。労働を作務(さむ)とよんで,禅僧の修行徳目の一つとしている点に,仏教の中国化が見られる。本書は,中国において,道教(どうきょう)の規範にも大きな影響を与えた。