89.永嘉証道歌/永嘉證道歌(ようかしょうどうか)

玄覺(げんかく)撰
(大正大蔵経 No.2014)

中国禅における第六祖慧能(えのう)に導かれて,一夜にして禅の悟りを得ることが出来た永嘉玄覚(ようかげんかく)が,その悟りの要旨を,247句,全体で814文字から成る古い詩の形でうたいあげたもので,美しい文体による禅の真髄,と言ってよいほどのものである。
古くから禅僧によって誦されてきたが,特に曹洞宗においては重んぜられている。
『証道歌』ともよばれるが,「証道」とは,まさしく「悟りの道を証する」ことである。