87.信心銘(しんじんめい)

僧璨(そうさん)作
(大正大蔵経 No.2010)
Eng. The Faith-Mind Maxim
(In BDK English Tripiṭaka 15 “THREE CHAN CLASSICS”)

禅宗の系譜における第三祖の僧璨が,禅における最高の極地を述べたもので,四言一句からなる偈頌(げじゅ)が全部で146有り,全体でわずか584文字から成る短い聖典である。
あらゆる差別や対立,さらには是非得失(ぜひとくしつ)を離れて,平等自在(びょうどうじざい)の境地に住することこそが,禅における真理である,と説いている。
この偈頌は,多くの禅僧によって愛誦され,禅宗の発展とともに,深く禅堂(ぜんどう)の生活へと浸透していった。