85.無門関/無門關(むもんかん)

宗紹(しゅうしょう)編
(大正大蔵経 No.2005)
Eng. Wumen’s Gate
(In BDK English Tripiṭaka 15 “THREE CHAN CLASSICS”)

中国の宋時代の禅僧無門慧開(むもんえかい)が,古くからある禅の公案(こうあん)の中から48を選び,それぞれに偈頌(げじゅ)と評釈とを加えたもので,古来禅門において最も珍重されている書物である。
他の公案書と比べると,公案の数が少ないことと,参禅者の入門書的な意味もあったために,しばしば利用されてきた。
「無門」というのは,悟りの境地に入るための門はないが,無門という名の眼に見えない門がある,といった意味である。