82.国清百録/國淸百録(こくせいひゃくろく)

灌頂(かんじょう)纂
(大正大蔵経 No.1934)

天台大師(てんだいだいし)智顗(ちぎ)の没後に,門弟の灌頂が,智顗に関係ある文書や史料を104編集めて,天台山国清寺(こくせいじ)の名前をとって書名としたものであり,智顗の伝記を知る上においての基礎資料となっている。
内容としては,当時の皇帝の詔勅(しょうちょく),智顗にあてた書簡,碑文等,当時のありさまを知るための手がかりになるものが多く,さらに,初期の天台教団を知る上においても,きわめて重要な資料が含まれている。
104編あるのを「百録」としたのは,概数を言ったものである。