80.修習止観坐禅法要/修習止觀坐禪法要(しゅじゅうしかんざぜんほうよう)

智顗(ちぎ)述
(大正大蔵経 No.1915)

『童蒙止観(どうもうしかん)』,『小止観』ともよばれている書物で,初心者のために,天台における精神統一の修行法である「止観坐禅(しかんざぜん)」についての要義を述べたものである。
もともと本書は,天台宗の創始者である天台大師智顗が,実兄である在俗の陳鍼(ちんしん)のためにあらわしたものであると言われているように,きわめて簡潔に実践方法をまとめたものであるので,天台宗においては,新しく出家した修行者の必ず読むべき本の一つとして重視されてきた。