67.金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論/金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論(こんごうちょうゆがちゅうほつあのくたらさんみゃくさんぼだいしんろん)

不空(ふくう)訳
(大正大蔵経 No.1665)
Eng. The Bodhicitta Śāstra
(In BDK English Tripiṭaka 48 “ESOTERIC TEXTS”)

真言宗において,真言行者が必ず読むことになっている重要な聖典であり,普通は,『菩提心論(ぼだいしんろん)』,『発菩提心論(ほつぼだいしんろん)』と略してよばれている。
精神を統一して,悟りへの心を発すこと,すなわち「発菩提心(ほつぼだいしん)」と,この肉体のままで悟りへと到達するという,「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」とについて説いているのが,この聖典の内容であり,さらに,顕教(けんぎょう)と密教(みっきょう)との相違についても述べられてある。
著者とされている龍猛(りゅうみょう)/龍樹(りゅうじゅ)/ナーガルジュナ?については,古来疑問がないわけではない。