59.大乗荘厳経論/大乘莊嚴經論(だいじょうしょうごんぎょうろん)

無著(むじゃく)造・波羅頗蜜多羅(はらはみったら)訳
(大正大蔵経 No.1604)
Skt. Mahāyānasūtrālaṃkāra

弥勒(みろく)の作った偈頌と,それらに対する注釈とを含めたもので,大乗の教えが最上の教えであり,同時に,人びとを救済する上でも最も勝れた教えであることを主張し,その立場に立って,菩薩たるものが為さなければならない実践綱目を詳しく述べている聖典である。
漢訳では著者は一応無著となっているが,弟の世親が,兄無著の教えを受けて,弥勒作とされる偈頌の注釈を著わしたもの,と言われている。