57.摂大乗論/攝大乘論(しょうだいじょうろん)

無著(むじゃく)造・眞諦(しんだい)訳
(大正大蔵経 No.1593)
Skt. Mahāyānasaṃgraha
Eng. The Summary of the Great Vehicle
(In BDK English Tripiṭaka 1 “THE SUMMARY OF THE GREAT VEHICLE”)

「摂大乗」というのは,「大乗仏教を包括した」といった意味であるが,その題名のように,唯識説の立場に立った,一種の仏教統一論である。
大乗仏教における教義の綱要を10項目に分類し,1項目に1章をあてて論述している。
この書物を根本典拠として,中国においては摂論宗(しょうろんしゅう)が起こっている。
本書は略して『摂論』ともよばれる。