50.仏地経論/佛地經論(ぶつじきょうろん)

親光(しんこう)等造・玄奘(げんじょう)訳
(大正大蔵経 No.1530)
Skt. Buddhabhūmisūtra-śāstra (?)
Eng. The Interpretation of the Buddha Land
(In BDK English Tripiṭaka 25 “THE INTERPRETATION OF THE BUDDHA LAND”)

仏陀の境地に到達する前の段階を菩薩とよぶが,その菩薩にも多くの階級がある。その中の最終段階に,十地(じゅうじ)とよばれるものがあり,その第10地を「仏地」と言う。
そして,その仏地についての内容を細かく述べたものに『仏地経(ぶつじきょう)』という名の経典があるが,この経に対して註釈を行ったものが本聖典であり,『仏地論』と略してよばれることもある。
ここでは経典の内容を三つの部分に分割して註釈をしているが,後の註釈書の多くが,本聖典におけるこのような三分方法を採用している,という点において,註釈における1種の模範書となっていると言えるだろう。