42.摩登伽経/摩登伽經(まとうがきょう)

竺律炎(じくりつえん),支謙(しけん)共訳
(大正大蔵経 No.1300)
Skt. Mātaṅgī-sūtra (?)
Eng. The Mātaṅga Sutra
(In BDK English Tripiṭaka 48 “ESOTERIC TEXTS”)

インドの階級制度の中では最も低い階級とされている栴陀羅種(せんだらしゅ)に属する摩登伽という名の女性が,釈尊に導かれて仏教に帰依する,という物語が中心になっている経典であり,この中で釈尊は,四姓(ししょう)が平等であることを詳しく述べている。
インドにおける階級制度が,歴史を通してきわめて厳しく社会全体に存在し続けていることを考える時,仏教における四姓平等を主張したこの経典の意味は大きい,と言ってよいだろう。