38.大方広円覚修多羅了義経/大方廣圓覺修多羅了義經(だいほうこうえんがくしゅたらりょうぎきょう)

佛陀多羅(ぶっだたら)訳
(大正大蔵経 No.842)
Eng. The Sutra of Perfect Enlightenment
(In BDK English Tripiṭaka 31 “APOCRYPHAL SCRIPTURES”)

『円覚経(えんがくきょう)』と省略して呼ばれることもあるこの経典は,文殊をはじめとする12人の菩薩が,仏陀と一問一答する形で展開しているものである。
内容は,大乗仏教における完全な思想としての「円頓(えんどん)」の教えを述べているが,古来,中国において著わされた偽経であると言われている。
禅系の宗派においては重要な経典の一つとして用いられてきたが,日本の道元(どうげん)は,他の大乗経典の内容とは異なっている,という理由によって,これを斥(しりぞ)けている。