37.四十二章経/四十二章經(しじゅうにしょうきょう)

迦葉摩騰(かしょうまとう),竺法蘭(じくほうらん)共訳
(大正大蔵経 No.784)
Eng. The Sutra of Forty-two Sections
(In BDK English Tripiṭaka 31 “APOCRYPHAL SCRIPTURES”)

仏教が中国に伝わった時に,最初に持ってこられた経典である,と言われているが,中国において著わされた,いわゆる偽経(ぎきょう)であるという説もある。
仏教の重要な教えが,42章に分類されて簡明に述べられてあり,一種の仏教入門書と言ってもよいような経典である。
いずれにせよ,その内容がきわめて平易であったために,中国においては広く一般に読まれ,10種類もの異本が作られた。
苦,無常,無我といった仏教の根本思想から,慈悲・布施といった,仏教における重要な実践徳目が,適切な譬えをもって説かれている。