33.金光明最勝王経/金光明最勝王經(こんこうみょうさいしょうおうきょう)

義淨(ぎじょう)訳
(大正大蔵経 No.665)
Skt. Suvarṇaprabhāsa-sūtra

『金光明経(こんこうみょうきょう)』とか『最勝王経(さいしょうおうきょう)』とも呼ばれている経典であるが,その内容は,この経典を読誦すれば,その国を四天王などの守護神が守ってくれる,ということで,古来日本においては,『法華経』(12番),『仁王経(にんのうきょう)』(10番)とともに,「護国三部経」の一つとして重要視されてきた。
四天王寺が建立され,最勝会(さいしょうえ)とよばれる法会が行われ,さらに全国に国分寺(こくぶんじ)が建てられた,といったことも,すべてこの経典にもとづいて行われたわけであり,そういった意味では,古代の日本仏教に与えた影響にはきわめて大きいものがあった,と言ってもよいであろう。