32.首楞厳三昧経/佛說首楞嚴三昧經(しゅりょうごんざんまいきょう)

鳩摩羅什(くまらじゅう)訳
(大正大蔵経 No.642)
Skt. Śūraṅgamasamādhi-sūtra
Eng. The Śūraṅgama Samādhi Sutra
(In BDK English Tripiṭaka 13 “THE PRATYUTPANNA SAMADHI SUTRA/ THE SURANGAMA SAMADHI SUTRA”)

『首楞厳経(しゅりょうごんきょう)』ともよばれるこの経典は,禅法の要義を説いたものである。
すなわち,堅意菩薩(けんいぼさつ)が,釈尊に悟りを得るに至るための精神統一の修行法の中で,最もすぐれた三昧はいかなるものであるかを問うたのに対して,首楞厳三昧,すなわち,あらゆる精神統一法の中で,最も堅固であり,しかも他のすべての修行法をも摂し尽している三昧について詳しく説いている経典であり,いかにこの三昧に威力があり,そして,どのような方法によってこの三昧を修するかについて述べている。
思想的には,『華厳経(けごんぎょう)』(15番),『維摩経(ゆいまぎょう)』(27番),『法華経(ほけきょう)』(12番)の先駆をなすもので,その成立は,紀元前後の頃と推定されている。