21.仏垂般涅槃略説教誡経/佛垂般涅槃略說敎誡經(ぶっすいはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)

鳩摩羅什(くまらじゅう)訳
(大正大蔵経 No.389)
Eng. The Bequeathed Teaching Sutra
(In BDK English Tripi・aka 31 “APOCRYPHAL SCRIPTURES”)

一般には『遺教経(ゆいきょうぎょう)』と言われているお経のことで,釈尊が,娑羅双樹(しゃらそうじゅ)のもとにおいて,いよいよ臨終という時に,そこに集まった弟子たちのために最後に説いた教えが述べられている。
すなわち,自分が死んだ後は「三学」とよばれる,戒律・禅定・智慧という3つを実践することによって,悟りに向かって邁進することを弟子たちに勧め,さらに,さまざまな仏教における根本的思想を述べた後に,これが自分の最後の教えである,といってこのお経を結んでいる。
日本においては,仏陀の臨終の教え,ということから広く普及し,特に禅系の宗派において重んぜられている。