6.法句譬喩経/法句譬喩經(ほっくひゆきょう)

法炬(ほうこ),法立(ほうりゅう)共訳
(大正大蔵経 No. 211)
Eng. The Scriptural Text: Verses of the Doctrine, with Parables
(In BDK English Tripiṭaka 17 “THE SCRIPTURAL TEXT: VERSES OF THE DOCTRINE, WITH PARABLES”)

漢訳の『法句経(ほっくきょう)』の中に出ている偈(げ)(詩)の中から,全体の約三分の二を選び出し,それぞれの章の冒頭にいくつかずつ引用し,一つ一つの偈が,どのような故事来歴(こじらいれき)によって出来上がっているかという,因縁(いんねん)物語を出している経典である。
パーリ語の『法句経/ダンマパダ』には全部で423の偈が集められ,それぞれの偈についての因縁物語や譬(たと)え話を述べている注釈書/アッタカターがあるが,漢訳の『法句経』には,500の偈の他に,250の偈が加わっているので,全体では750の偈があり,その中の三分の二がこの『法句譬喩経』では取り上げられているわけである。